2018フォード・フォーカス 初試乗 運転の楽しさ健在
公開 : 2018.07.04 10:30 更新 : 2018.07.04 10:30
「買い」か?
クラス随一の運動性能 独立式サスがおすすめ
これまで述べてきたように、新型フォーカスの競争力はそうとうなものだ。鼻先のバッジがプレミアムメーカーのものではないことは置いておいても、競合他社ができないようなクルマを実用車メーカーが出せることが重要なのだ。
たしかに、フォルクスワーゲン車にはきちんと整った内装がある。キア・シード(新型はアルファベット表記Cee’dからアポストロフィが取れた)はばかばかしいほど長期の保証がつくし、いまや運動性能も隅におけない。しかし、高性能バージョンは別としてフォーカスほど運転の楽しいクルマはおなじクラスには存在しない。
読者の方々にはおわかりだろう。わたしもわかっているつもりだ。おおくのひとはご存じないかもしれないが、乗れば良さはすこしでもわかってくれるはずだ。
まとめると、新型フォーカスはあいかわらずクラス随一の運動性能を秘め、さらに機能性も高まった。おすすめはできるのだが、味の落ちる半独立式リアサスペンションがつく下位グレードの分で星半分をけずらせていただきたい。星評価を4.5点とする。
フォード・フォーカスのスペック
価格 | 2万5300ポンド(368万円) |
全長×全幅×全高 | ー |
最高速度 | 222km/h |
0-100km/h加速 | 8.3秒 |
燃費 | 18.2km/ℓ |
CO2排出量 | 124g/km |
乾燥重量 | 1369kg |
パワートレイン | 直列3気筒1497ccターボ |
使用燃料 | ガソリン |
最高出力 | 181ps/6000rpm |
最大トルク | 24.5kg-m/1600rpm |
ギアボックス | 6速マニュアル |