日産リーフのバッテリー スタジアムの電力システムに再利用 オランダ

公開 : 2018.07.04 11:40

日産 新たな電力のエコシステム構築を目指す

日産はこの新システムによって、「電気自動車で使用されたバッテリーの循環サイクルを作りあげた」という。

同社のフランシスコ・カランサは次のように語る。「日産のEVで使用したバッテリーを他の目的に再利用することで、より効率的で持続可能なエネルギーシステムの構築に貢献します」

ヨハン・クライフ・アリーナのイノベーションディレクター、ヘンク・ファン・ラーンいわく、このシステムのおかげで、アリーナは「停電時でも膨大な電力を使用できる」ようになり、「オランダの電力網の安定にもつながる」という。

このスタジアムのシステムは、電気自動車のバッテリーの利便性と寿命を拡大するべく、日産が投資した最新の事例だ。日産は今年前半に、英国政府と協力して、今後3年で英国全土にV2G(電気自動車から電力網に電力を供給するシステム)スポットを設置するプロジェクトを開始した。

カランサは次のように語る。「われわれはひとびとの、自動車とのあり方や暮らし方を変え、持続可能な社会で欠かせない技術として、このような電力のエコシステムを作り上げていきます」

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