新型レンジローバー、超高級SUV市場へ ベントレーとロールス狙う 2021年発売
公開 : 2018.07.04 16:10
サイズ変わらず EVは無し
MLAによる軽量化はハイブリッドやEVのバッテリーを搭載するために必要不可欠だ。コードネームL460の名称で呼ばれる次期型レンジローバーは、現行の全長4990mm、全幅1983mm、全高1920mmというサイズに近いものとなる。これは全高以外はベンテイガよりわずかに小さい。
エクステリアのデザインにも革新が与えられることになるだろう。現行モデルは3世代目とくらべ柔らかくおとなしいルックスだが、この傾向は引き継がれると見られる。
ロールス・ロイスやラゴンダなどのライバルは電動仕様を準備している。しかし、MLAプラットフォームが完全電動化にも対応しているとはいえ、少なくとも初期にはレンジローバーが電動化されることはなさそうだ。
その代わり、ランドローバーは電動レンジローバーをスタンドアローンのモデルとして登場させるつもりだ。これはより乗用車的なルックスを持ち、オフロード性能も控えめになると見られている。
他のレンジローバーの電動仕様は追って追加されることになるだろう。フルサイズのレンジローバーもアジアの大都市向けに2022年ごろまでに電動化される見込みだ。
レンジローバーのEV化を進めるなか、次期型には現行に最近追加されたプラグインハイブリッドが採用されるだろう。MLAのプラグインハイブリッド仕様は4気筒のインジニウムガソリンエンジンと、後軸の電動モーターが組み合わされる。電動での航続距離は現行P400eの50kmを上回るものとなるはずだ。