ベイビー・ジャガーのスクープ第2弾

公開 : 2013.03.21 11:39  更新 : 2017.06.01 01:49

ジャガーの新しいコンパクト・サルーンのスクープ・ショットの第2弾が届いた。スウェーデンでテストしている光景だ。

上級の情報筋によれば、このサルーンは、決してBMW 3シリーズアウディA4を明らかなライバルとしているわけではないという。ライトウエイトなアルミニウム製のボディと、高効率な4気筒エンジンを搭載し、ドイツ勢とは異なったポイントを狙っているのだという。

また、このジュニア・モデルは、次世代のXFおよびXJとコンポーネンツを可能な限り共有するという特徴を持つ。ジャガーのブランド・ディレクター、エイドリアン・ホールマークによれば、90%を共有することを目標として開発されたということだ。もちろん、新しいXF、XJ、そしてこのベイビー・ジャガーは、スケーラブルなPLA(プレミアム・ライトウエイト・アーキテクチャー)アルミニウム・プラットフォームを使用する。そのPLAプラットフォームは第4世代のレンジローバーでデビューを果たしている。なお、その生産はキャッスル・ブラミッチ工場で行われることになる。

このスクープ・ショットに見出されたスタイルは、一見XFに似ているようにも思えるが、小型サルーンとしてのアイデンティティが与えられている。トレッドはXFよりも小さく、ラジエーター・グリルも随分と引っ込んでいるように感じる。不釣り合いなドア・ハンドルとフィラー・キャップはそのまま採用されるかどうかは疑問だ。

「新しいモデルを、今までにないマーケットの隙間を見つけて投入するというのは、本当の意味で挑戦となる。」と、昨年ホールマークは新しいモデルのポジショニングについて語っていた。

「誰もが、既存のセグメントに更にコンペティターが入ってくるのを望んでなんかはいない。そのマーケットに入るためには、独自の提案がなければならないだろう。ジャガーも、ブランドとしてその立場を明確に定めなければならない。」と。

新しいサルーンは、ボディ・スタイルについてはフル・ラインナップになるとホールマークはほのめかしている。

「このセグメントにモデルを投入するメーカーは、異なるボディ・スタイルを以って成功を収めている。クーペ、カブリオレ、エスエートなど、われわれも柔軟に対応していく予定だ。」

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