ロードテスト レクサスLS ★★★★★★☆☆☆☆

公開 : 2018.07.29 10:10

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ スペック ▶ 結論

購入と維持 ★★★★★★★☆☆☆

テストした最上位機種のプレミアグレードは、10万5000ポンド(1575万円)のプライスタグを提げる。その数字だけを見れば法外な値付けに思えるが、レクサスはこのクルマに数多くのアイテムを標準装備しており、オプションの追い金がほぼ発生しないことを忘れてはいけない。

7万3000ポンド(1095万円)のエントリーグレードでさえ、20インチのホイールとタイヤやLEDヘッドライト、12スピーカーのオーディオ、真上から車両を見たような映像を表示するパノラミックビューモニターなどが備わる。価格に対するバリューが最も高いのはラグジュアリーと銘打った仕様で、4ゾーン式エアコンやグレードアップしたレザー、マークレビンソンのプレミアムオーディオ、全席のヒーターとベンチレーションが加わり、8万ポンド(1200万円)を切るのだ。

テスト車はプレミアグレードにプリーツパッケージが加わった10万5595ポンド(1580万円)の仕様で、最新のアクティブセーフティデバイスをフル装備し、内装にはレクサスでも最高級のマテリアルや電動リアサンシェード、全席のマッサージ機能、専用のDVD/BDプレイヤーを備える後席エンタテイメントシステムが奢られる。同様にフル装備状態としたA8 55TFSIクワトロSラインと比較すれば、価格は同等か、2000ポンド(30万円)程度低いだろう。

一般道での燃費は15km/ℓ近い数字を計測し、適正に走らせれば経済的なクルマであることが、今回のロードテストで証明されたといえる。

価値の推移


レクサスのハイエンドモデルは、残価の下落幅が小さいと予測される。SクラスやA8より割が良さそうだ。

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