ルノー・メガーヌRS初試乗 カップシャシー仕様 最大の長所はシャシー 

公開 : 2018.07.10 10:10  更新 : 2018.07.10 11:20


「買い」か?

シビック・タイプRに競り勝てるのか

もし読者が真のホットハッチ信者で、メガーヌRSのようなホットモデルを所有していたことがあるなら、このクルマの長所も短所も、受け入れられる心の準備はできているはず。

決定的な短所は、乗り心地かもしれない。非常に硬く、過去にテストしたカップシャシーのモデル以上だと思う。また、スポーツモードにすれば重くはなるものの、軽すぎて情報量も不足気味なステアリングフィールも気になる。

加えて、旧モデルが搭載していたトルキーな2.0ℓユニットと比べると、霞んでしまうエンジンにも不満が残る。このクラスでラインナップされている4気筒エンジンのベストとは、到底いえない仕上がりなのだ。

メガーヌRSの最大の長所はシャシーに尽きる。今回もサーキット走行の機会はなかったのだが、次回のレポートではお伝えしたいと考えている。その時に注目されるポイントは、われわれのお気に入りで、最もお手頃なドライバーズカーだといえる、ホンダ・シビック・タイプRを超えることができるかどうかになるはず。

この卓越したハンドリングは素晴らしいものだが、このひとつの強みだけで、シビック・タイプRに競り勝つことができるのか、興味深いところではある。比較テストは近日中に公開予定だ。

ルノー・スポーツ・メガーヌRS 280カップのスペック

価格 2万8995ポンド(423万円)
全長×全幅×全高 4372×1874×1445mm
最高速度 254km/h
0-100km/h加速 5.8秒
燃費 13.8km/ℓ
CO2排出量 163g/km
乾燥重量 1407kg
パワートレイン 直列4気筒1798ccターボ
使用燃料 ガソリン
最高出力 280ps/6000rpm
最大トルク 39.7kg-m/2400-4500rpm
ギアボックス 6速マニュアル

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