高額落札されたクルマたち 後編

公開 : 2018.09.02 06:10  更新 : 2019.05.04 13:03

フェラーリ250GT SWBカリフォルニア・スパイダー(1961年)


1850万ドル(約22.0億円)・2015年2月

フランスの実業家であるロジェ・バイヨンは大規模な自動車コレクションを所蔵していたが、1970〜80年代に資金繰りが悪化。何台か売却せざるを得なくなったが、残りは愛情をかけられることなく何十年も倉庫に眠っていた。そんな中に埋もれていたスターが、1961年のパリ・サロンで展示されたこともあるこの2935GTだ。いわゆるバーン・ファインドもので、レストアされていない完全オリジナル状態で発掘された。そのため、もちろんワンオーナー車で、新車時からの履歴も完璧に残っていた個体だ。

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