ルノー・ゾエの価格と仕様発表
公開 : 2013.03.22 12:26 更新 : 2017.06.01 01:49
ルノーのEVモデル、ゾエは6月7日から英国では販売が開始されるが、その価格と仕様が発表になった。
トゥイージー、フルエンス、カングーに次ぐ第4のEVモデルとなるゾエには3つのトリムが用意されている。
ベーシック・モデルはエクスプレッションで、政府の補助金を差し引けば13,650ポンド(197万円)。2つのダイナミック・モデル(ダイナミック・ゼンとダイナミック・インテンス)は、14,750ポンド(213万円)となっている。但し、これは現時点の価格で、4月5日からは、物価上昇に合わせてそれぞれ13,995ポンド(202万円)と15,195ポンド(219万円)に値上げされる予定だ。
また、バッテリーのレンタル料金も考慮にいれなければならない。このレンタル料金は、3年契約で1年間で12,000kmというマイレージ制限付きで、1ヶ月70ポンド(10,000円)だ。マイレージを増やすと、当然料金は高くなり、15,000kmで77ポンド(11,100円)、16,900kmで85ポンド(12,250円)、19,300kmで93ポンド(13,400円)という価格となる。また、契約期間を3年から1年短くするごとに10ポンド(1,440円)ほど毎月高くなる。例えば、1年契約でマイレージ制限が16,900kmである場合、毎月105ポンド(15,100円)が掛かることになる。
ゾエのモーターは86bhp、22.4kg-mで、最高速度は135km/h。バッテリーは、ルノーのカメレオン・チャージャーによって充電される。このカメレオン・チャージャーは3kwから43kwまでの電力供給に対応しているという。43kwの場合、30分で80%の充電が可能だろいう。
その航続距離については、NEDCの計測では210kmだが、現実的には145km程度だとルノーはコメントしている。
ゾエは、エントリー・レベルのエクスプレッション・トリムと、ダイナミック・ゼンとダイナミック・インテンスという3つのトリムが用意され、後者2つは価格に変化ない。
ルノーのRリンク・インフォテーメント・システムを備えた7インチ・タッチスクリーンは全モデルに標準装備。また、歩行者にその存在を知らせるために1km/hから29km/hの間、警告音を出すZEボイスも標準で装備される。このZEボイスはドライバーの意志によってキャンセルすることも可能だ。
エクスプレッション・モデルは15インチ・ホイールを履くが、ダイナミック・モデルは16インチ・ホイールを履く。また、ダイナミック・モデルはアップデートされたステレオと、マイZEインタラクティブを備える。このマイZEインタラクティブは、バッテリー・チャージとリモート・ベンチレーションをスマートフォンによってコントロールするという仕組みだ。
ダイナミック・ゼンと、ダイナミック・インテンスの違いは主にその装備だ。インテンスはリア・パーキング・カメラとダーク・インテリアを備えたモデルだ。ゼンは清浄と健康をテーマにしたモデルで、テフロンのシート・カバーや、匂いセンサー、芳香拡散器が付けられる。
また、全車共通のオプションとして、17インチ・ホイールや衛星ナビゲーションも用意される。