ホンダCR-V 1.5 海外試乗 CVTを指摘、室内スペース「完ぺき」

公開 : 2018.07.19 10:10

どんな感じ?

問題はCVT 6速マニュアルはさすがの出来栄え

新型CR-Vを運転してみても特筆すべきところはないが、だからといってこのクルマに魅力がないわけではない。

例えば、その乗り心地は快適で全体的にダンピングもよく効いており、試乗を行ったオーストリアのテストコースで出会った数少ない路面不整にも上手く対応していた。そんな時にも、ボディが大きく揺すられることはなく、タイトコーナーでもフラットな姿勢を保っており、不快な路面の起伏がキャビンに伝わってくるようなこともなかった。ステアリングに関しては、情報伝達能力に優れているとはいえないものの、適切な重みを伴って、ドライバーが自信をもって運転することができるものだった。


街中を走り回ったり、高速を一定速で巡航するような場面でも、エンジンは十分に静かで洗練されていると言える。唯一問題だと感じたのは、そのCVTの変速マナーである。ホンダでは、新型CR-Vの0-100km/h加速を10秒だとしているが、その場合、それなりのエンジンノイズを聞かされることになる。試乗に連れ出した4WDモデルに搭載されていたCVTは、ドライバーがアクセルを踏み込むと、まずエンジン回転数を上げることで、盛大で、決して心地よいとは言えないうなり声を発生させた。

短時間だが6速マニュアルを積んだFFモデルも試すことができた。CVTモデルに比べ、1.5ℓエンジンをコントロールするのが容易なだけでなく、やはりホンダは素晴らしいマニュアルトランスミッションがどういうものかを知っていると感じさせる出来栄えだった。

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