マクラーレン、急成長のワケ 各部門チーフに聞く成功の秘訣 後編
公開 : 2018.08.05 08:10 更新 : 2019.05.04 13:03
マクラーレン 急成長の軌跡
2010年
マクラーレン・レーシングから新しくオートモーティブ部門がスピンアウトし、最初のモデルMP4-12Cが披露される。
2011年
12Cとして知られるようになったクルマは次第に売り上げを伸ばしていったが、自社開発のアイリスというインフォテインメントなど煩わしい問題に悩まされた。走りもあまりエキサイティングでないという悪評も。
2013年
F1の後継となる高性能ハイブリッドP1が販売開始。同時期にポルシェ(918スパイダー)とフェラーリ(ラ・フェラーリ)からもライバルとなるハイパーカーが発売される。驚くべき走行性能を持つこのクルマも完売し、マクラーレンは100万ポンド越えのクルマをつくるメーカーとして、競争力の高さを知らしめた。
2014年
12Cが650Sにモデルチェンジ。12Cの悪癖はすっかり改善された。
2015年
エントリーレベルの新モデル570Sが販売開始。より高価な650Sを不要だと感じさせるほど素晴らしいクルマだ。
2017年
720Sが販売開始。すぐにスーパーカーの新しいベンチマークを打ち建てる。また、マクラーレンはシェフィールドに新たなカーボンファイバーの生産設備をつくる計画を発表。販売台数が2015年の2倍となる3340台だったことも明かした。