新型ジムニー イギリス編集部が語る 「日本メーカーで唯一、理念を押し通す潔さ」
公開 : 2018.07.20 06:40 更新 : 2018.07.20 08:02
新型「スズキ・ジムニー」について、イギリスのAUTOCARテスターが語ります。ジムニーのアップデートは成功、ディフェンダーには難しい芸当と話しています。なにしろこの方、ディフェンダー乗りですから。
text: Matt Prior(マット・プライヤー)
もくじ
ー AUTOCARテスター 新スズキ・ジムニーを語る
ー ジムニー:アイコンになり得るか?
ー ディフェンダー:唯一の道は完全新規開発
ー ディフェンダー:他モデルにはない難しさ
AUTOCARテスター 新スズキ・ジムニーを語る
スズキによるジムニーのモデルチェンジは好意的に受け止められているようだ。これほどうまくいくとは、昔の自分には想像もつかなかった。
その昔、ハーペンデンのオフィスからジムニーに乗ったことがあったが、街から出る前にその乗り心地が最低だと悟ったことをよく覚えている。
その後スズキがどのような部分に改良を施し、どのような部分を改悪したのかは知らないが、おそらく大半の変更は改良と呼んで良いものだったのだろう。
しかし新しいジムニー(欧州仕様1.5ℓエンジン)はそれよりもはるかに良い。ひょこひょことよく跳ねるのは相変わらずだが、それは無理からぬことだし、歓迎できない特性でもない。というのも新型ジムニーは、コンパクトな車体、絶妙な軽さ、継承された純粋性や、最近の日本のメーカーではおそらく唯一の、理念を押し通す潔さといった多くの魅力を持ち合わせているからである。