マセラティ・レヴァンテSグランスポーツ2018年モデル 試乗 マイナーチェンジで高まる洗練度

公開 : 2018.07.26 10:10  更新 : 2018.07.26 10:47


「買い」か?

マセラティへのロマンスを感じたのなら

2019年のマイナーアップデートによって、レヴァンテの洗練度は一層高いものになった。しかし、主要なライバルモデルに対し、ラグジュアリーさや走行パフォーマンスの面で届いていないことも確かではある。優れた才能を得ようとする努力はしているものの、イタリアの名門、トライデントの紋所から期待する威厳のようなものには、至っていないと感じた。

しかし、マセラティらしいエモーショナルな魅力は、なんといっても430psを発するフェラーリ製ユニットからの、サウンドトラックによるところが大きい。実際に触れて、マセラティへのロマンスを感じたのなら、レヴァンテを選んで後悔することはないだろう。

3.8ℓV8ツインターボエンジンを搭載する、GTSとトロフェオ・バージョンの走行パフォーマンスが、どの程度レヴァンテの魅力をさらに高めるのか。興味は尽きないが、英国のユーザーにとっては、それを確かめるのは来年までお預けとなりそうだ。

マセラティ・レヴァンテSグランスポーツのスペック

価格 7万9125ポンド(1155万円)
全長×全幅×全高 5000×1985×1680mm
最高速度 263km/h
0-100km/h加速 5.2秒
燃費 8.4km/ℓ
CO2排出量 273g/km
乾燥重量 2109kg
パワートレイン V型6気筒2979ccツインターボ
使用燃料 ガソリン
最高出力 430ps/5750rpm
最大トルク 59.0kg-m/4750rpm
ギアボックス 8速オートマティック

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