ロマン・デュマへのインタビュー

――フェスティバルへの参加を決めた理由は？

「グッドウッドはとても素晴らしいイベントですから。ナイスなクルマが多く出場しますし。このサーキットを競技目的で走ったのはこれがはじめてでした。昨年、ポルシェGT3で一度走ったきりだったので、完全にはじめてといっても良いくらいです。簡単なコースではありませんが、とても楽しい体験でした」

――かなりプッシュした？

「はじめはまったく攻めていませんでした。しかし、後半では結局プッシュしてしまいました。今回達成したタイムは自分の技術とクルマの両方があってのことでしょう」

――グッドウッドでは、I.D. Rに何か変更を加えた？

「初回のランでかなり底を擦ってしまったので、車高を上げました。パイクスピークの時と比べると大分変更を加えています。サスはかなり柔らかくセッティングしなくてはなりませんでしたが、数本しか走行できないため、試運転してセッティングを煮詰める時間がなかったのです。ここではスタートしてすぐ、1分以内にはゴールを迎えてしまいますから」

――これほどのパフォーマンスを追求する理由は？

「われわれが欲しかったのは電動車レコードであり、実際に土曜に記録を更新することができました。しかし、ニオの性能にも目を光らせる必要がありました」

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