ロマン・デュマへのインタビュー（その2）

――パイクスピークと同じくグッドウッドでも全体記録に挑む？

「もちろん。ただ、ここで十分に練習できていないのが大きいです」

――パイクスピークでの快挙をどう繋げていく？

「あれはチームにとって素晴らしい快挙でした。高い技術が使われているためとても複雑で、チームの苦労は並大抵ではなかったと思います。そして個人的にも、これは大きな快挙だと思っています。何年も記録を破ろうと挑戦を続け、昨年には自分のチームで惜しいとこをまで来ていたのです。それが今回達成されたので、われわれは次向かう方向を模索しています」

――さらに速くなる見込みはある？

「このマシンは本当に素晴らしいです。バッテリーには少しずつ改良を加えており、将来ますます速くなっていくでしょう。来年の予定も考慮しなくてはなりません。わたしはポルシェのチームでも走っているのです。しかし、このような状況は願ったり叶ったりです。みんな似た者同士だからわかるでしょうが、どんなクルマでも運転するのは楽しいのです」

――I.D. R パイクスピークとポルシェ911 GT3 ルマンカーの両立はハードでは？

「必ずしもそうではありません。かなり慣れてきたところです。ここに来る前はラリーに向けてニュー・ケイマンの開発を進めていました。クルマを頻繁に乗り換えることには離れているのです」

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