BMW 6シリーズ・グランツーリスモに試乗 ソフトだがヤワではない 荷室も評価
公開 : 2018.07.24 11:50 更新 : 2018.09.19 11:11
BMW 6シリーズ・グランツーリスモの試乗記です。5ドアのハッチバックであるこのクルマ、乗り心地はソフトで、3ℓ直6ツインターボのおとなしいと吉田 匠は感じました。しかしヤワではない。ワインディングでも狙った走りができます。もちろん広大な荷室も評価しています。
もくじ
ー 6シリーズのハッチバック版
ー 乗り心地はソフト、しかしヤワではない
ー エンジンはおとなしい ラゲッジは◯
ー どんなひとが買いたがるのだろう?
ー BMW 640i xドライブ・グランツーリスモのスペック
6シリーズのハッチバック版
BMWの6シリーズと聞くと、1970年代から80年代に掛けて存在した流麗な2ドアクーペをついつい思い出してしまう年代の読者もいるだろう。
でも現代の6シリーズは違う。2ドアクーペ、2ドアカブリオレ、4ドアクーペの3モデルに加えて、新たに「Gran Tourismo=グランツーリスモ」という名のハッチバックの5ドアクーペまで登場したのだ。
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディに代表されるドイツのプレミアムブランドは、今や物凄い種類のモデルをラインナップしているが、このクルマもそのひとつだといえる。しかもそのグランツーリスモは、他の3モデルが5シリーズをベースにしているのと違って、7シリーズサルーンをベースにしている。
今回はそのニューモデル、640i xドライブ・グランツーリスモに箱根で乗ったのだが、それは一体どんなクルマか。
5ドアハッチバックボディは5105×1900×1540mmという堂々たる大きさで、ホイールベースも3070mmという長さ。そのフロントに搭載されるエンジンは、試乗した640iの場合、3ℓ直6ツインターボで、340psと35.7kg-mを発生、8段ATと組み合わせられる。しかもxDriveだから、フルタイム4WDというわけである。
ちなみに車重は2tの大台を超えて2010kg。プライスは税込み車両本体価格1081万円、2種類のパッケージとパノラマガラスサンルーフなどのオプションを備えた試乗車の価格は1181.6万円だった。