BMW 6シリーズ・グランツーリスモに試乗 ソフトだがヤワではない 荷室も評価
公開 : 2018.07.24 11:50 更新 : 2018.09.19 11:11
乗り心地はソフト、しかしヤワではない
実はこれ、X2と同日の試乗会で、X2のあとに乗ったのだが、当然ながらそのドライビング感覚はまったく違った。
相変わらず上質感はあるものの、特に個性的ではないインテリアに収まると、クーペでありながら着座位置がやや高めに感じられるのクルマだった。
走り出すと、まずは乗り心地の柔らかいことが印象に残る。直前に乗っていたX2と比べてはもちろんのこと、一般的にもソフトな部類の乗り心地ではないかと思う。そういう意味では、クーペスタイルのBMWのイメージとは、ちょっと違うかもしれない。
しかしだからといって、ハンドリングがヤワなわけではない。ワインディングロードに入ると、適度に軽いステアリングの操作するまま、狙ったとおりのラインを辿っていいペースをキープできる。
特にスポーティという感触があるわけではないが、車重2tを超えるクルマとは思えない軽快感は備わっている。