長期テスト ベントレー・ベンテイガ(4) ディーゼルよりも12気筒?
公開 : 2018.07.24 17:10 更新 : 2018.07.24 23:30
W12かディーゼルか
今ベンテイガについてのホットな話題といえば、ディーゼルモデルについてだ。とはいえベントレーの場合、一般的なモデルとは話が変わってくる。
ベンテイガ・ディーゼルが珍しくAUTOCARで5つ星を獲得したモデルだと知った見込み客は、W12よりも3万ポンド(439万円)安価なディーゼルが、W12モデルよりも優れていて、実用的なモデルかどうかを知りたがっているのだ。決してディーゼルを、根本的に問題があるものだと考えてるわけではない。
確かに、ディーゼルモデルこそ最高だという意見もある。ベントレー初のディーゼルは驚くほど洗練されているからだ。しかし、W12との走行距離が1万3000kmを超えたいま、わたしはW12モデルを推したいと思う。
エキゾチックなキャラクター、まさしくベントレーといった12気筒エンジン、圧倒的に優れている性能(97km/hまでの加速はディーゼルよりも1秒早く、高速域での余裕も大きい)、そして9.4km/ℓというリーズナブルな燃費(560kmくらいは無給油で余裕だ)。このような特徴を考えれば、この巨大な600psのクルマを取り巻く些細な問題など気にならない。
ところで、ベイテンガは信頼性の面では完璧だ。何台ものベントレーと暮らした経験からそう信じているが、万一に備えて、そろそろ地元のディーラーにチェックしてもらおうと思っている。