日産GT-R 次期型、どうなる? デザイナーに直撃 電動化や次期Zについても
公開 : 2018.07.28 08:10
引き継ぐべきDNA 次期Zは
――現行GT-RのデザインDNAの中で引き継ぐべきものは?
「わたしは、みなさんがGT-Rの『G』として想像するゴジラのような爬虫類的イメージを使うつもりはありません。わたしの中でその単語は禁句なのです。しかし、GT-Rはまさにビーストです。豪華なクルマではなく、アニマルです」
「わたしはこのクルマのスケッチを見直すとき、『ウイングを減らし、カタマリ感を増やす』ことを心がけています。GT-Rの歴史はスカイラインというサルーンに特別な仕立てをしたことに始まります。デザインにおいてこのアイデンティティを忘れることはできません。カタマリらしくないカタマリという点がわたしの好みです」
「SF映画で、深刻な病気の患者が他のものに自分の脳を移植して生き延びるシーンがありました。GT-Rの脳はこのカタマリに宿っているのです」
――次期型Zについては? インフィニティQ60の姉妹車となる?
「わたしはZの信奉者であり、少なくともエンジニアの経験のためには存続し続けるべきだと考えます」
「Q60に関連したうわさは、どこから来たのでしょうか。そのような決定をする段階には来ていません」
「しかし、現在検討されているのはより軽量化し、デザインも敏捷性を表現したものにするということです。これは日本のデザインの得意分野です」
なお、「次期GT-R 電動化/デザインを独占取材 日産GT-R50 by イタル新写真25枚」にて、更に詳細な情報をご覧いただける。