フルオプションでクルマの価格はどう上がる? 15台を検証 前編
公開 : 2018.09.08 06:10 更新 : 2021.03.05 21:36
ポルシェ・パナメーラ・ターボS E-ハイブリッドエグゼクティブ:27万1165ドル(約3010万円)
ベースモデルでも高価なのに、さらにラインナップの上下で価格の開きが驚くほど大きいのはポルシェの常だが、パナメーラも例外ではない。
本体価格が最も高いのは、ターボS E-ハイブリッドエグゼクティブと、書き漏らしがないか見直すほど長い名称のグレードだが、用意されるオプションリストの長さもそれに負けていない。スペシャル塗装やダークカラーのテールライト、遮音ガラス、ブラックのポルシェロゴ、スポーツエキゾーストシステム、リアセンターコンソールのアップグレード、マッサージ機能付きシート、レザーインテリア、アルカンターラのキーケース、まだまだある。
その結果、ベースグレードに対する18万6165ドル(約2066万円)の価格上昇は、実に219%増にあたる。今回初の3倍超えは、やはりポルシェによって達成された。となれば、それを上回るのは、あのクルマしかないだろう。