ラスト・ドライブ VWビートル 歴史やヒット作を振り返る
公開 : 2018.08.04 16:10
ビートルが生み出したヒット作たち
タイプ2
ヴォルフスブルクの本社をたずねたフォルクスワーゲン販売店のベン・ポンは、タイプ1のプラットフォームをベースにした荷物車を思いついた。彼のスケッチをもとにつくられたのが、タイプ2トランスポーターだ。
カルマン・ギア
1955〜74年のあいだに、クーペとカブリオレあわせて50万台近くが製造された。特別速いクルマでもなかったが、スポーツカーらしく低く構えた小粋な2+2レイアウトのボディが売りだった。
ハービー
「ワイルド・スピード」とはまるでちがったやり方でレースに勝っていくハービーは、意思をもったビートル。善と悪の区別すらわかっているのだ。
メイヤーズ・マンクス
機械部分がつくフロアパンが容易にとりはずせることから、ビートルは改造車の素材にもってこいだった。ブルース・メイヤーズのつくった「マンクス」は、ビートルをベースにしたバギーの草分けだ。
タミヤ・ワーゲンオフローダー(サンドスコーチャー)
メキシコの砂漠を走るバハ・レースには「バハ・バグ」というビートル改造バギーのためのクラスがあり、「5」ではじまるゼッケン番号が与えられる。バハ・バグの特徴をもっとも世に知らしめたのは、このタミヤのラジコンカーだろう。