50億円超の予想落札額 フェラーリ250GTO RMサザビーズに出品
公開 : 2018.08.06 10:50 更新 : 2020.12.08 18:48
当時として驚異的なパフォーマンス
レースのために製造されたわずか36台のGTOは、スカリエッティによるすっきりとしたオールアルミニウムのGTボディが特徴だ。
この時期のフェラーリの例に漏れず、すべてのGTOが同じ仕様ではない。
1964年にフェイスリフトを受けている点に加え、ハンドビルトという特性上の違いも多数見受けられる。
このマシンのノーズには、3.0ℓのV12「コロンボ」エンジンが搭載され、300ps以上を発揮するといわれる。車重はわずか880kgに抑えられ、レースにおける戦績が示す通り当時としては驚異的なパフォーマンスであった。
1960年代前半にはレースの世界で最強の座を欲しいままにしていた。ツール・ド・フランスやグッドウッド・ツーリスト・トロフィー、そしてル・マンでのクラス優勝、ニュルブルクリンクやタルガ・フロリオでも活躍した。