50億円超の予想落札額 フェラーリ250GTO RMサザビーズに出品
公開 : 2018.08.06 10:50 更新 : 2020.12.08 18:48
計20のレースを無事故で完走
1963年には、ルアルディ-ガバルディは幸運にも2台目のGTOを手にし、1台目をジャンニ・ブルガリに売却した。そう、あのブルガリは当時レースの世界に足を踏み入れていたのだ。
ブルガリと次のオーナー、コラド・ファーライノの元で、シャシー3413は再び活躍を見せた。63年と64年のシチリアで行われたタルガ・フロリオで勝利を飾った。
合計で、250GTOは20のレースに参戦した。驚くべきことに、すべてのレースで完走し、クラッシュに巻き込まれることは一度もなかった。
さらに驚きなのは、オリジナルのエンジン、ギアボックス、リアアクスルが今も使われているという点だ。ボディは1964年に同じスカリエッティ製のシリーズ2仕様に置き換えられている。
このボディはピニンファリーナによってデザインされ、スカリエッティが組み立てたものだ。レース仕様の250LMにも似たデザインだ。