もしもあのクルマにご先祖様があったなら 11台をイラストで予想
公開 : 2018.08.25 06:10 更新 : 2021.03.05 21:43
1955年型メルセデス・ベンツ119(メルセデス・ベンツAクラスのご先祖様)
50年代半ば、ドイツはいまだ戦後復興の真っ只中で、多くのドイツ人は自転車を日々の足にし、クルマに乗るといってもせいぜいBMWイセッタに代表されるバブルカーだった。
その頃、この国の自動車産業の中心的存在であるメルセデス・ベンツは、ポンツーン・セダンやSLを、富裕層向けに製造していた。それから40年後に、自分たちがコンパクトな大衆車を手がけ、ましてやそれが走行テストで大失態をやらかすなどとは想像もしなかっただろう。
もしも彼らが、色彩にあふれた50年代のファッションに興味を示し、フォルクスワーゲン・ビートルと自社の180とのギャップにハマるようなクルマを生み出したら、というのがこの「119」のコンセプト。エンジンは前置きで、それを覆うのは319トランスポーター的な風貌のノーズだ。