ポルシェ911GT3、北米デビュー
公開 : 2013.03.27 10:38 更新 : 2017.06.01 01:50
ポルシェはニューヨーク・モーターショーで、911誕生50周年を祝う911GT3を北米デビューさせた。
新しいこの911GT3は、ポルシェのロード・エンジニアとレース・エンジニアによる共同作業だ。新しい電子制御の4輪ステア・システムが組み込まれ、初めてマニュアル・ギアボックスを採用しないことも特徴とする。
ボディは、より深いフロント・バンパー、プラスされたエア・インテーク、そしてカーボンファイバー製の固定式リア・ウイングを持つ。重さは1430kg。長さは85mm長くなり、44mmワイドとなっている。
エンジンは、カレラSに搭載されている3.8ℓのフラット6にチューニングを施し、468bhp、44.8kg-mまでスープアップされている。前のGT3よりも39bhpパワー・アップし、しかもレブ・リミットも500rpm高くなった9000rpmだ。
ギアボックスは7速デュアル・クラッチのみで、駆動方式はRWD。パドル・シフトが装備され、ラウンチ・コントロール・システムも備える。
パフォーマンスは、0-100km/hが3.5秒、トップ・スピードは315km/hだ。
サスペンションは見直され、911Sに対して7kgも高められたスプリングを装着する。また、バリアブル・ダンピング・システム(PASM)、トルクベクタリング(PTVプラス)ロッキング・ディファレンシャルを標準で装備する。
また、50km/h以上の高速コーナーへの侵入ではリア・ホイールをフロント・ホイールと反対にステアし、更に80km/h以上になるとリア・ホイールが平行になって安定性を増すという4WSもこのGT3で初めての装備となる。
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