子ども置き去り問題 北米日産 リアドア・アラート(RDA)、全4ドア車に標準化へ
公開 : 2018.08.02 15:40
駐車時の「子ども置き去り」は、日本でも問題になっています。北米日産が、リアドア・アラートという警告機能を開発しました。すべての4ドア車へ標準装備する方向です。開発のきっかけは「ラザニア」だとか……。
もくじ
ー リアドアアラート(RDA)とは?
ー ラザニアから生まれたアイデア
ー 外気温18℃でも、車内の温度は?
リアドアアラート(RDA)とは?
日産の北米法人は、標準でリアドア・アラート(RDA)が装備されるモデルを増やすと発表した。後部座席をチェックするよう警告を発し、重大事故の減少につなげる。
これは、ドライバーがクルマから降りてそのまま離れようとすると、リアシートをチェックするように警告するシステム。このようなタイプの警告でクラクションを使用するメーカーは日産が初めてだ。
RDAは現在、パスファインダー2018年モデルに標準で装備されており、クルマの走行前後でドアが開閉されたかをモニターする。
具体的には、走り出す前に後部ドアが開閉されたにもかかわらず、停止後には開閉されない場合、システムは一連の警告を発する。クルマが駐車され、イグニッションがオフになった時点で、インストゥルメントパネルには警告が表示され、小さな警報音が鳴る。
開発のきっかけは、意外なことに「ラザニア」だったという。