フェラーリ 世界初、低温焼付塗装技術を導入 PPGとの協働
公開 : 2018.08.03 19:10
フェラーリが、また新しいテクノロジーを導入しました。世界初の「低温焼付塗装技術」は、100℃での焼付けを可能とするクリアコート、コーティングの化学的・機械的耐性を高める低温硬化樹脂を新たに採用したものです。
61種類のベースコートカラーを実現
フェラーリが、革新的な低温塗装システムを導入した。本システムはPPGとの継続的なコラボレーションによる成果だ。
新しい低温硬化クリアコート技術を採用した自動車メーカーは、フェラーリが世界初となる。
この取り組みは、フェラーリが、エクセレンスとサステナビリティ(持続可能性)の双方を追求していることを示すものと言える。2004年にもフェラーリは、車両の環境に対する影響を著しく抑制する水性塗装システムを採用したが、当時も跳ね馬は、その技術を世界で始めて導入した企業のひとつだった。
2コート仕上げの新塗装システムは、特別な配合のクリアコートを採用しており、車両に対しての焼付けを150℃ではなく100℃で行うことができる。これによりエネルギーコストを抑えることが可能なため、プロセスのサステナビリティが向上する。
低温硬化樹脂は、コーティングの耐性に好影響をもたらすという。