フェラーリ 世界初、低温焼付塗装技術を導入 PPGとの協働
公開 : 2018.08.03 19:10
コーティングの耐性 カラーの統一性が向上
低温硬化樹脂には新しい硬化剤が含まれており、コーティングの化学的かつ機械的耐性が高まるという。新しい成分構成は、コーティング全体の結合性を高める効果ももたらすが、それと同時に、化学的な疎水性を向上させつつ透水性を抑える。
さらに、この新しいソリューションによって、カーボンファイバーや複合素材を用いたコンポーネントをボディシェルと一緒に焼付き塗装できるようになることから、各種のボディコンポーネントにはカラーの統一感がもたらされる。
この新しいテクノロジーを採用した結果、フェラーリは、メタリックベースコートにグロスもしくはマット系のクリアコートを融合させ、少なくとも61種類のベースコートカラーを生み出すことができるようになった。