アストン最新情報 新ラゴンダは2021年登場 V12はハイブリッド化へ
公開 : 2018.08.05 20:10
「12気筒には12気筒の限界」
パーマーはそのほかにも、排ガス規制が厳しさを増すなか、同社のV12を延命するため、DB11やDBSスーパーレッジェーラに搭載されるV12には電動アシストが装備されると語った。「ハイブリッド化すれば、CAFE規制(米国の燃費基準)に対応できることがわかったのです」とパーマーはいう。
「これはV12の継続を優先した結果です。このエンジンはアストン マーティンの心臓であり、いずれはピュアEVが取って代わると考えています。しかししばらくは、ハイブリッド化が進められるでしょう」
ランボルギーニは次期アヴェンタドールでマイルドハイブリッドを採用し、アストン マーティンと同じような戦略を取るはずだ。一方で、マクラーレンのように、ダウンサイジングしたエンジンに過激なハイブリッドシステムを組み合わせるブランドもあるのは興味深い。
「純粋主義者は、『ハイブリッドはダメだ。自然吸気でなくては』というかもしれません 」パーマーはいう。「しかし、12気筒には12気筒の限界があるのです」