長期テスト ダチア・サンデロ(3) ガソリン車と遜色ない走り
公開 : 2018.08.14 18:10 更新 : 2018.08.14 21:02
ダチア・サンデロのLPG仕様は、ガソリン仕様と区別がつかないほどの走りを見せてくれます。その一方で燃料代は非常に安く、長距離ドライブの費用が安く済みます。LPGだけでの航続距離は短いですが、予備のガソリンも併用することでその問題は解消できます。
もくじ
ー 積算2562km ガソリン走行へもシームレスに
ー 扱いにくい給油ポンプ
ー 乗り心地は快適
ー テスト車について
ー テストの記録
積算2562km ガソリン走行へもシームレスに
ここのところ、このオランダのナンバープレートをつけた奇妙なLPG車はAUTOCAR本社の皆がこぞって借り出している。ニュース編集者のレイチェル・バージェスはガソリン仕様とLPG仕様のサンデロの違いを探るべく、キーを持っていった。
「ダチアのすごいところは、どこまでも普通だという点でしょう」と戻って来た彼女はいう。「わたしはガソリン仕様との違いを探り続けましたが、とうとうわかりませんでした。(予備燃料タンクのため)重くなり遅いかなと思いましたが、全く同じように感じました」
AUTOCARで以前ロードテスターを努め、今は姉妹誌のピストンヘッズの編集者であるニック・カケットは長距離ドライブをした際、今まで使われたこなかった予備タンクのガソリンに手をつけたようだ。
「ガソリンモードへの切り替えがシームレスに行われることが気に入りました。これにより航続距離は非常に長くなるでしょう。ただし、別々のポンプで給油しなければならない点はわずらわしさが残ります」