アストン マーティンDBSスーパーレジェーラ 初試乗 DB11との違いは
公開 : 2018.08.06 10:20 更新 : 2018.08.06 13:07
次の100年を見据えたモデル展開
1913年に設立した、英国ゲイドンを拠点とするアストン マーティンは、2001年にオリジナルのヴァンキッシュをリリースして以来、大きく速く、パワフルなクーペを更新し続けている。この最新のDBSの以前には、2007年に登場したモデルがあるが、一時途絶え、ヴァンキッシュが間をつないだ。そもそもは、DB6の後継モデルだった。
近年のモデルを表す名称は、従来以上に系統立てられ、恒久性のようなものを感じる。新しいヴァンキッシュとDBSには、次の100年に向けたビジネスプランに伴う、進化の計画が存在するはずだ。
ヴァンキッシュは、フェラーリ488やマクラーレン720Sのライバルとなるために、アストン マーティン初のミドシップ・スーパーカーとして、2021年に生まれ変わることになっている。一方でDBSは、刺激的で寛大だったヴァンキッシュSに代わり、大きく速いグランドツーリング・クーペとしての立ち位置を、明確にしようとしている。
なぜ「スーパーレジェーラ」なのか。アストン マーティンのデザインディレクター、マレク・ライヒマンによれば「もし、フェラーリがV12エンジンを搭載したクーペを英語で表現するようなことがあれば、われわれも英語を用いるかもしれませんね」と話す。