アストン マーティンDBSスーパーレジェーラ 初試乗 DB11との違いは

公開 : 2018.08.06 10:20  更新 : 2018.08.06 13:07


どんな感じ?

V12の真の実力を発揮

スーパーレジェーラという言葉の選択は置いておいて、一般的には1.7tもあるクルマのことを「非常に軽量」だとは思えないだろう。しかし、今回は「ビッグ・アストン」DBS基準での、スーパーレジェーラ。ボディパネルの80%以上が、非常に軽量なカーボンファイバー・コンポジット製となる。

軽量なボディの内面は、次の100年を担うモデル、DB11ヴァンテージと同様の、アルミニウム製のプラットフォーム技術が隠れている。特にDB11との関連性は強く、ホイールベースは同値。また、DBSのサスペンションとステアリング機構も、異なるチューニングが施されているとはいえ、DB11と共通のもので、V型12気筒の5.2ℓツインターボエンジンも同じものだ。

しかしスポーティさを高めるために、DBSではトレッドは広げられ、21インチホイールにカーボンセラミック・ブレーキが標準装備されている。そして、ゲイドンはこのターボ過給されるV12の真の実力を発揮すべく、最高出力を725psに、最大トルクを91.4kg-mにまで高めた。この作業は、ECUのプログラム修正だけで済んだようだ。つまり、2016年にリリースされたDB11も、この力を秘めていたことになる。

加えてこのパワーアップに伴い、冷却システムの大容量化と、オートマティックの強化も必要となった。このトランスミッションは、これまでのアストン マーティンの生産モデルとして最も強力なものとなる。ZF社製の8速ATで、ヴァンテージと同様にリアタイヤ側に搭載される、トランスアクスル・レイアウトが採用された。

そして、ヴァンテージに採用さているeデフではなく、一般的な機械的リミテッドスリップデフを装備している。

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