アストン マーティンDBSスーパーレジェーラ 初試乗 DB11との違いは
公開 : 2018.08.06 10:20 更新 : 2018.08.06 13:07
DB11とのつながりを感じる車内
車内に乗り込んでみる。多くのオーナーは気にならないかもしれないが、DBSスーパーレジェーラのキャビンデザインは、わたしの主観としては、やや後退した印象を受けてしまう。
なぜかというと、アストン マーティンはヴァンテージのデザインで明確なテーマや目標を、モデルごとに示してきたから。そのため新しいDBSでも、今まで見たことのないようなダッシュボードのデザインを期待してしまうのだ。しかし実際は、DB11と同じデザインで、カラーや素材などが変更されている程度となっている。
ヴァンテージはもちろん、12万1000ポンド(1766万円)だが、DBSスーパーレジェーラはそうではない。柔らかな表情のマッスルカーで、特別仕立ての知的なエクステリアデザインを持つが、コクピットは、価格には不釣り合いな、明確に過剰な贅沢ささえ感じてしまう。
もしDB11のインテリアを自身の目で見たことがないのなら、どう感じるだろうか。DBSスーパーレジェーラのシートは明らかにDB11のシートよりも快適だと感じる反面、20万ポンド(2920万円)を超える価格の割に、一部では素材の質感が足りていない箇所も目につく。
それでは、2018年製の、20万ポンド(2920万円)のアストン マーティン製のスーパーGTに期待する、実際的な走りとはどんなものだろう。