日産、ハイブリッドのラインナップを拡大 電動SUV登場
公開 : 2018.08.06 11:10
EVのパイオニアのポジションを維持
ダリーは、2025年までに欧州で販売される日産車の35%が電動自動車になると見込んでいる。また、同社は2020年までに、販売台数に占めるプラグインハイブリッドの割合を20%にまで高めようとしている。
「われわれは常に先手を打っておきたいのです」ダリーはいう。「2025年を過ぎると、マイルドハイブリッドは徐々に廃れ始めるでしょう。われわれが提供すべき電動パワートレインも、時とともに変わっていきます」
ダリーは、キャシュカイやジュークと同じように、リーフや電動SUVも人気モデルになると予想する。「リーフの担う役割はさらに大きくなるでしょう」新型リーフは欧州全体で2万台以上のバックオーダーを抱えており、セールスは先代に比べて40%も高くなっている。
日産は電動SUVについても同じように、クラス随一の売り上げを目指している。これは「欧州ナンバーワンのクラスオーバーブランド」としての地位を守るためだとダリーはいう。
レイチェル・バージェスのコメント
日産はリーフでEV市場の成長にインパクトを与えたと主張することもできるだろう。しかしここ英国では、日産はキャシュカイやジュークのイメージが強く、今では電動化のプロセスで遅れをとっているのも確かだ。
電動SUVのIMxやハイブリッドモデルを出すのに手間取れば、EVのパイオニアとしての名声はすぐに風化し、アドバンテージをふいにしたとの評価を下されることだろう。