「コネクテッドカー」の今 5年間でどう変わった? BMWを例に今後を予想
2018.08.06
コネクテッドカーはどこまで進化する?
誕生から5年目で刷新されたBMWコネクテッドドライブ。
今後はどのような進化が期待できるのだろうか?
先に紹介したように、近年の自動車産業界はコネクテッドカー、電動化、自動運転の3つの技術領域が複合的に絡み合ってきている。
その上で、ライドシェアリングに代表されるまったく新しいクルマのサービスが続々と市場導入されて産業規模を拡大している状況だ。
このような自動車産業界の変化をBMWでは、ACES(エーシス)と呼ぶ。
・A:Autonomous (自動/自律走行)
・C:Cennected(コネクテッド)
・E:Electrified(電動化)
・S:Shared/Services(シェアリングなどのサービス)の頭文字を意味する造語だ。
ダイムラーが使うCASE(ケース)と基本的には同じ考えである。
こうした中で、コネクテッドという領域は、スマホの画面や車載器の画面をタッチ操作するという、ひととクルマを直接結ぶHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)が基本にある。
これは単なるデータのやり取りではなく、ひとのライフサイクルの中にクルマをさらに深く組み入れる行為だと思う。
となれば、BMWコネクテッドドライブに代表される、最新型のコネクテッドサービスは今後、あなたの生活の様々な場面に「自然なかたち」で使われるようになるはずだ。