4位：フォルクスワーゲン・ゴルフR

運転するならホンダ・シビック・タイプRだというのがわれわれの結論だが、それでも、ほんの数年前、ファミリーハッチとしては驚異的なペースでふたつの地点を移動できるモデルだと評価したからだけでなく、その他の点でも一切の妥協を見せることがなかったからこそ、ゴルフRはこの位置にいる。

他のゴルフと同じクリーンなルックスと、直観的に操作できる機能的かつ魅力的なインテリアをもち、コンフォート・モードを選べば、クラスの他のライバル同様、素晴らしい乗り心地を見せる。

高速道路上をクルージングするような速度で走っていると、本物のスーパーカーたちでさえ、英国のA級路やB級路では置き去りにするのが難しいようなクルマに乗っていることを完全に忘れさせるが、パワーとは使い切ることができなければ無用の長物であり、ゴルフRが素晴らしいのは、そのエンジンが発揮する310ps（WLTP導入に伴い、もうすぐ300psへとパワーダウンする予定だ）のパワーではなく、相応しい道であれば、ほとんどの時間、そのパワーのほとんどを使い切ることができるという点だ。

つまり、それなりに強化されてはいるものの、これは初代ゴルフGTIと同じやり方であり、40年以上を経過しても、この方法はまだ有効だということだ。

すべての画像をみる　全11枚