フォルクスワーゲン 「R」ディビジョン ホットEVを検討中
公開 : 2018.08.07 10:20
モータースポーツでも活躍
またそのモデルの決定について、カピトによれば、「パフォーマンスモデルの定義によるでしょう。モーターやバッテリーを搭載するためのスペースが必要です。そしてバッテリー技術です。今までのパフォーマンスエンジンよりもはるかに複雑な構造となります」という。
最も可能性が高いのはIDハッチバックまたはSUVのIDクロスだろう。クロスはツインモーターレイアウトが採用され、より大型のボディを持つことからパフォーマンス志向のドライブトレインを搭載しやすいと考えられる。
パイクスピークでの勝利がEVを加速
モータースポーツ部門を統括するスヴェン・スミーツは、フォルクスワーゲンID Rパイクスピークでの成功は、電動車が内燃機関に匹敵するパフォーマンスを実現できることを証明していると説明する。
フォルクスワーゲンは先月のパイクスピークにおいて、680psのEVで7分57秒148という記録を打ち立てた。これは2013年にセバスチャン・ローブの記録したプジョー208 T16のタイムを塗り替えるものだ。
「このプロジェクトはIDやRのブランドの将来を示すものです」とスミーツはいう。「われわれは、電動車がつまらないと考えるひとをどう納得させるかを考えています。電動車はエモーショナルにもなれるということを証明しました」