フォードとフェラーリ ル・マンの新クラス策定協議から離脱

公開 : 2018.08.08 11:40

ハイブリッド化 エンジン形式には自由度も

新ルールでは、ブランドごとの特徴を生かしたデザインで、固定式エアロパーツを用いた2シーター車が使われることになっている。現在のLMP1と比べ、ルーフラインは高く、ウインドスクリーンもワイドになる予定だ。したがって、公道用のクルマに近いデザインとなる。

ただし、マクラーレン・セナやランボルギーニウラカン・ペルフォマンテなどのようなアクティブ式エアロパーツは承認される見込みだ。

車重は980kgと規定され、重量配分にも制限が設けられる。

内燃機関の形式にはある程度の自由度が与えられ、排気量やターボの使用にも幅が持たせられる。しかし、最高出力は707psとなるほか、最小サイズ、重量、重心高などは規定が設けられる。

そしてすべてのクルマが272psの電動モーターが前輪を駆動する4WDシステムを搭載することになる。各メーカーがハイブリッドシステムを設計することが許され、FIAによってホモロゲーションを取得する必要がある。ただし、他チームからの求めがあればそのシステムを供給しなければならない。

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