イーロン・マスク テスラ株の非公開化を検討 「長期的な環境づくりのため」
公開 : 2018.08.08 17:40
テスラのイーロン・マスクCEOは、現在NASDAQに上場している同社の株式を非公開化する意向を示しました。短期的な株価の上下の影響を避けるためとしています。現時点では確定事項ではありませんが、今後株主投票を経て決定される見込みです。
もくじ
420ドルで非公開化を検討
テスラCEOのイーロン・マスクは、「長期的なミッション」に専念するため、株式を非公開化することを検討しているようだ。
テスラは米国NASDAQに上場しているが、その株価はここ数カ月で大きく変動している。マスクはテスラ株の20%を保有しているが、ツイッター上で衝撃的なアナウンスをした。彼は現在の市場価格よりも20%ほど高い420ドル(4万7000円)で非公開とする考えを示したのだ。
マスクはこのツイートの後、テスラの従業員宛のメールにおいて、「テスラの運営のためベストな環境を作るため」と説明したが、決定された事項ではないという。
彼は「すべての従業員が株式を保有していることから、株式公開会社である限り株価の変動に左右され続けることになります。また、四半期ごとの決算が義務付けられることから、それを意識した経営判断をしなければなりません。これは長期的に見て必ずしも良い選択ではないこともあります」