なぜ今? ホンダがこのタイミングで、クラリティPHEVを発売したワケ
2018.08.13
ホンダの次世代電動化戦略のイメージリーダー
国内市場を見渡すと、プラグインハイブリッド車は、トヨタ「プリウスPHV」と三菱「アウトランダーPHEV」が主役であり、輸入車ではBMW、メルセデス、ポルシェ、ボルボなどがセダンからSUVまでPHEVのフルラインナップ化を進めている。
こうした国内市場でのハイブリッド車の高価格化の流れの中で、国内乗用車で半数以上をハイブリッド化したホンダにとって「全ハイブリッドモデルのPHEV移行のためのリーダー役」が必要となっていた。
一方で世界市場を考えると、米国のZEV法対応、中国のニューエネルギー車(NEV)に関する規制、そして今後さらに厳しさを増す欧州CO2規制への対応として、プラグインハイブリッド車の市場導入は必須であった。
さらに、世界的に広がるEVブームも「クラリティPHEV」の発売を後押ししたと言える。
第2世代「クラリティ」の中で最も多くの販売数を期待される「クラリティPHEV」。日本での販売動向に注目が集まっている。