100%クプラ専用設計

彼はそのモデルがどんなものになるかは明かしていない。しかし、クプラ発足時、流線型のクーペ・クロスオーバーのコンセプトスケッチを発表していた。これはクプラの「ライフスタイル・パフォーマンス」という立ち位置にあったものだと考える。

メソネロ-ロマノスは2020年に発売される新モデルについて、デザイナーとエンジニアの手により、クプラ専用に設計されたという。「はじめからクプラのDNAを投入されています。クプラ・アテカがクプラでないという意味ではありません。しかし、われわれのチームが開発しているクルマは100%クプラの哲学に沿うものです」

例えば、この新モデルにはクプラのロゴに合う専用デザインのグリルが与えられるという。メソネロ-ロマネスによれば、「セアトバージョン追加の可能性」もあるとのことだ、開発においてそれは考慮されていないという。「開発の主眼はクプラにあります」とのことだ。

将来のクプラ車は、イビサやアロナのパフォーマンス版も検討されている。イビサのほうが自然な選択に見えるが、混戦するホットハッチ市場や、クロスオーバーの収益性を考えるとアロナの方が魅力的な選択かもしれない。

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