中国EV会社「ニオ」 株式上場で資金確保ねらう 2車種目のSUV開発へ
公開 : 2018.08.16 11:10
生産能力を大きく上回る予約数 充電網整備に高い評価
ES8は6月にデリバリーを開始し、7月終わりまでに481台が生産されている。ニオによれば、ES8の予約数は合計1万7000台を超えているという。
NYSEの調査で、ニオは充電施設について賞賛を受けていた。これにはバッテリー交換システムやモバイルチャージングトラックなどのサービスが含まれている。
ニオは、2018年前期には3億9300万ポンド(552億円)の純損失を出しており、同期の売上収益は540万ポンド(7億5700万円)となっている。
ニオ幹部は、ES8のデリバリーがすすめばこれらの数値も改善すると話しているが、競合するテスラが示している通り、それは言うは易く行うは難しといったところだ。
また、テスラも株式上場を行なっているが、CEOのイーロン・マスクが再びプライベートな会社に戻すと発表したことで、ここ数週間物議を醸している。
上場によって出資金を集めるだけでなく、ニオは製造のキャパシティ増強を図っている。これは、さらなる需要増加に応えつつ、中国全域に広がる現在21万4000の充電ネットワークをさらに拡充し、技術の研究開発を進めるためである。