VWが自律運転の先に見据えるもの 事故リスクゼロ、竹のクルマも? 独占取材

公開 : 2018.09.08 11:40

番外編1:グループのデザイン 今後もブランドごとに

フォルクスワーゲン・グループの各ブランドは、将来もそれぞれ独自のスタイリングを持つべきだと、同グループでデザインを統括するピーター・ウーダは話す。

「ブランドにはそれぞれのイメージやライフスタイル、さらには信頼といったものが必要であり、そうしたブランドごとの価値観が、それぞれのクルマに反映されていなければなりません」とウーダはいう。

「ますますデザインの重要性は高まっていますが、それは、例えばアウディやメルセデス、BMWのクルマを見ても、そこに技術的な面での違いというのがそれほど多くはないからこそ、デザインで違いを作り出すことが重要となるのです」


フォルクスワーゲン・グループでは、定期的に各ブランドの将来デザインをお互いに開示することで、デザインが同質化するのを避けている。

「世界的なトレンドのなかで、同じような光の処理の仕方をしていないかどうかといった点を確認するために、すべてのモデルを集めるというのは重要なことです」とウーダはいう。

「もし同じようなデザインがあれば、どのブランドがそのデザインを使うべきで、どのブランドが独自性を確保するためにデザイン変更すべきかを決めることになります」

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