シボレー・カマロZ/28
公開 : 2013.03.28 16:55 更新 : 2017.06.01 01:50
ニューヨーク・モーターショーで、シボレー・カマロのトップ・モデル、Z/28がデビューした。今までのカマロの中でも、最もサーキット志向のモデルで、エンジンの改良および軽量化とダウンフォースを増やすためのエアロダイナミックなボディを持つのが特徴だ。
カマロのチーフ・エンジニア、アル・オッペンハイマーによれば「合法的で最も速いロードレーサーを作ったと思ってもらえば良い」とのこと。カマロZ/28は、スーパーチャージャー付きのZL1エンジンと、装備を減らし、防音材をカットし、軽量なバッテリーと薄いガラスの採用などによって136kg軽くされたボディとの組み合わせだ。
スタイリングは、他の2014年モデルのカマロと同様、よりアグレッシブなノーズと、それまでの丸型から角型へ代えられたリア・ライトを持つ。また、Z/28の専用装備として、ボディ・リフトを減らすためのフロント・スピリッターが装備される。また、張り出したホイールアーチやリア・ウイング、リア・ディフューザーもZ/28のためのもの。
インテリアは、ホールドの強いスポーツ・シートが装備される。
エンジンは、コルベットZO6にも搭載される、ノーマル・アスピレーションの7.0ℓV8。ドライサンプのエンジンは、コルベット・レーシングと共に共同開発されたもんで、チタン・インテーク・バルブとチタン・コンロッド、アルミ・シリンダー・ヘッド、ハイリフト・カムシャフトなどが組み込まれている。そのパワーは最低でも500bhp、65.0kg-mだという。
Z/28は1.05Gの横Gに耐えられるといい、そのためにレース仕様のダンパーが装備される。バネ下の重量は軽量の19インチ・アロイホイールのため19kg軽量化に成功し、33mm重心を下げることにもなっている。また、タイヤはプロダクション・モデルとしてははじめてピレリPゼロ・トロフェロRを履く。
ブレーキは6ピストン・キャリパーのブレンボ製が奢られている。
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