新型VWポロ 1.6 TDIディーゼルに試乗 燃費良好、ただしガソリン推し
公開 : 2018.08.30 10:10
キャビンの出来は素晴らしい
運転に関わる操作性も良い。ペダルの配置や重さは十分配慮されているし、このグレードに標準の5速MTもショートストロークで好印象だ(だからといって必要以上に操作したくはならない。あくまで実用に徹している)。シートやステアリングコラムの調整幅も大きいため、自分にぴったりのドライビングポジションが取れる。
キャビンに関してはセグメントを超えた質感が与えられている。さらに、中央部に鎮座するフォルクスワーゲン・ディスカバーナビゲーション・インフォテインメントシステムは滑らかなグラフィックとシャープなレスポンスを備えており、ほとんどクラス最高と言って良い出来だ。
今回の試乗車には標準の計器類に代わって、カスタマイズ可能な10.3インチTFTスクリーンのアクティブインフォディスプレイが装備されていた。これは速度計や回転計、各種インフォメーションや着信記録の間にナビのマップを表示することができる装備だ。
ダッシュボードの8インチディスプレイと同様の上質なスタイルを持ち、判読や操作が容易なため、325ポンド(4万8000円)の価値は十分にあると言えるだろう。
キャビンは、想定するクラス平均よりも広い。レッグルームやベッドルームが確保されているため、大人ふたりが後部座席で寛ぐことができるのだ。一方で、トランクルームの容積はリアシート使用時で351ℓだ。ライバル車と比較すると、セアト・イビザは355ℓ、ホンダ・ジャズは354ℓを確保している。