MG 3エクスクルーシブ初試乗 製造は中国 セグメントを超える低価格
公開 : 2018.08.22 11:10 更新 : 2018.08.22 11:41
どんな感じ?
室内は価格以上でもエンジンには不満
マイナーチェンジではエクステリアデザインにも変更を受け、大型化されたフロントグリルを、クロームメッキのトリムが引き立てている。価格とあわせて、MG 3の魅力を高めている。また、ヘッドライトがグリルと一体化され、デイタイム・ランニングライトが内蔵された。BMW 5シリーズやマツダ アテンザなどにも装備されている、LEDのあれだ。
もし14インチのスチールホイールの代わりに、16インチのダイヤモンドカット・アルミホイールや、リアパーキングセンサーやハーフレザーのスポーツシートがお望みなら、中間グレードのエキサイトが良いだろう。これには、ナビは備わらないが、アップル・カープレイとデジタルラジオが組み込まれた、8インチの鮮明なタッチスクリーンも装備される。
このインフォテインメント・ディスプレイは、やや視線は下の位置ながらも、ダッシュボードには綺麗に収まっている。またインテリアの素材感や組み立て品質は、価格から期待する以上の優れた仕上がりを得ている。
ただし、路上に出てみると、自然吸気の1.5ℓのDOHCエンジンが、パワー不足を露呈していることは不変。ちなみに、最大出力は116psに増えてはいるが、最大トルクには変更がない。エンジンからの入力は、正確ながらはっきりとしないタッチの、5速マニュアルを通じて駆動される。
ピックアップの遅さにイラつかされるだけでなく、直線での加速にも、眠気を覚えてしまう。0-97km/h加速は10.4秒とされているが、数字以上に遅く感じられる。