インフィニティ・プロトタイプ10 2021年以降の電動化象徴 写真18枚
公開 : 2018.08.24 13:45
市販化はなし
プロトタイプ10の簡潔さは、電動パワートレインを搭載するクルマのデザインの自由度を表している、とエグゼクティブ・デザインディレクターのカリム・ハビブはいう。ただし、欧州でのインフィニティ販売台数の少なさや、シングルシーター車の需要の低さゆえこのモデルは市販化されることはないとのことだ。
しかし、インフィニティが今後送り出すスポーツカー、サルーン、SUVなどはこのクルマのデザイン言語を用いて設計されるという。搭載される電動パワートレインはそれぞれのモデルに合ったものが使われる。
完全なEVのほか、長距離走行を想定したレンジエクステンダーを搭載するモデルも登場する。日産がeパワーとして開発したシステムの搭載により、外部充電に頼ることなく走行することも可能だ。
プラグインハイブリッドのパワーを有効活用したパフォーマンス志向のハイブリッドも開発中だという。さらに、電動4WDシステムはすでに生産間近だ。これらには今後フラットフロアのモジュラー・アーキテクチャが採用され、2021年以降搭載されるという。