アウディ、100km/hまで2秒のコンセプト「PB18 eトロン」公開 画像36枚
公開 : 2018.08.24 20:20 更新 : 2018.08.24 21:55
0-100km/hを2秒未満 満充電15分
コンセプトカーは、3つの強力な電気モーターを搭載。ひとつはフロントに、ほかのふたつはリアに設置される。
後者はステアリングナックル中央に配置され、ハーフシャフトを介して、それぞれがひとつのホイールを直接駆動する。
フロントアクスルには最大150kW、リアアクスルには350kWの出力が供給される。「クワトロ」システムを搭載。最高出力は500kWだが、ブーストモードでは一時的に最大570kWのパワーを利用することが可能だ。
84.6kg-mの最大トルクとの組み合わせで、このコンセプトカーは、0-100km/hを2秒未満で加速。このタイムは、最新のLMP1レーシングカーに限りなく近い数値である。
水冷式の全固体電池は、95kWhのエネルギー容量を備えており、1回の充電で、WLTPサイクルにおいて500km以上を走行することができるとアウディはいう。また、800Vの急速充電に対応できるように設計されている。それにより、約15分でバッテリーを完全に充電することができる。
また、アウディワイヤレスチャージング(AWC)による非接触充電にも対応。これは、クルマを駐車するフロアに内蔵コイルを有する充電パッドを配置して、それを電源に接続することによって行われる。
独立懸架式のフロント及びリアサスペンションは、ロワ及びアッパートランスバースコントロールアーム上に設置され、レーシングカーによく見られるように、フロントアクスルにはプッシュロッドシステムを、リアアクスルにはプルロッドシステムを採用。ショックアブソーバーは、前後共にマグネティックライド式のアダプティブダンパーを装着する。