クラリオン プロパイロットパーキング用の自動駐車ECU、日産から表彰
公開 : 2018.08.27 17:10 更新 : 2021.03.05 21:28
日産リーフの自動駐車支援システム「プロパイロットパーキング」を体験したことはありますか? 同システムを支えるクラリオンのECUが、日産から表彰されました。ベースとなるアラウンドビューモニターに続く2社の開発成果です。
日産リーフで実現 縦列/並列駐車を支援
クラリオンは、日産が貢献度の高いサプライヤーを表彰する「Nissan Global Supplier Award 2018イノベーション賞」を受賞した。
イノベーション賞は、技術分野における革新的な開発を対象とするもの。新型「リーフ」に搭載された自動駐車機能「プロパイロットパーキング」の中核機能となる高精度な自動駐車ECUの開発が、受賞対象となった。
自動駐車用新ECUは、クラリオンが日産と長年共同開発を進めてきたアラウンドビューモニターの技術をベースとする画像認識技術と、ソナー信号を自動駐車用ECU内でフュージョン処理することで、高精度な自動駐車を実現している。縦列、並列駐車を行う街なかの一般的な駐車シーン、駐車を苦手とするドライバーの円滑な駐車をサポートする機能だ。
クラリオンは過去5度イノベーション賞を受賞しており、今回が6度目の受賞。2014年はアクティブレーンコントロール用車線検出カメラの開発、2013年はリアカメラの映像を認識処理することで、後側方死角警報、車線逸脱警報、接近する人やクルマの検知などを行う多機能ITSシステムの開発、2012年は移動物体検知機能付きのアラウンドビューモニター用ECUの開発、2011年は電気自動車向けの車載通信ユニット(TCU)および通信対応カーナビゲーションの開発、2007年は多機能HDDナビゲーションシステムの開発で表彰された実績がある。
これからもクラリオンは、優位性のあるエレクトロニクス技術を生かした安心・安全製品の普及をめざすとともに、クルマ社会の発展に貢献していくとしている。