燃費ゲームのような画面　踏めば加速も

シートに座ってまるで映画のセットにいるみたいだと感じたら、オールデジタルのダッシュボードがその幻想を完成させる。水温計からレブカウンターまで、すべてはハイテクなLED表示だ。もっと変なダイヤルもある。

バッテリー充電と充電／アシストの表示部がついているが、走っていて面白いのは後者で、モーターがバッテリーを充電しているのか放電しているのかによって行ったり来たりする。まるでスロットル節約ゲームのように見えてくる。アクセルを吹かしがちなドライバーへの注意喚起にもなるだろう。

インサイトで低燃費運転をするのはとても簡単だ。CVTモデルではほとんど無数のレシオから最適なものを選択してくれるし、マニュアルモデルではオンボードコンピューターが最適なギアチェンジのタイミングを表示で促してくれる。クルマの指示に従えばアイドリングよりほんの少し上の回転数でクルーズすることになる。

だからエンジンは今にもストールしそうな感じだが、モーターのアシストのおかげで決してそうなることはない。とてもリラックスした走行感覚だ。しばらくすると高いギアレシオにも慣れて、少しでも燃費を改善しようと丘を避けて平坦な道を選ぶようになる。しかし、完璧なレビューのためにはインサイトの加速テストを行わないわけにはいかない。

そこで、不同意のライトを点滅させる怒りの危険を冒して、アクセルを床まで踏み込む。エンジンとモーターの最大出力78psを解き放っても何も起きないが、それでも軽量ボディのおかげでかなり速い。ギアをホールドすればすぐに113km/hに達する。残りの高いギアレシオは加速よりも経済的なクルージングに役立つ。

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