ロードテスト アウディA7スポーツバック ★★★★★★★☆☆☆
公開 : 2018.09.17 16:10 更新 : 2018.09.18 11:22
購入と維持 ★★★★★★★★☆☆
このA7、一番のライバルであるCLS350d 4マチックAMGラインだけでなく、不恰好な630dグランツーリスモMスポーツの価格すら下回る。5万8000km走行後の予想残価の点においては、どのクルマもパッとしないが、A7は41%、CLSが43%、BMWが42%と、3台の中で最も低い。ガソリンユニットの55TFSIなら43%だが、新車価格は16.5万円ほど高い。加えて、燃費はディーゼルの方が3.5km/ℓほど優れている。
A7の装備内容は充実している。電動レザーシートやLEDヘッドライト、19インチホイール、注射センサーやクルーズコントロールはスポーツグレードなら標準装備。スマートフォンとの連携機能は、AppleにもAndroidにも対応する。また45TDIでも50TDIでも147g/kmのCO2排出量は、このレンジで最も少ない。Sラインにグレードアップすると、よりアグレッシブなエクステリアと20インチホイール、アダプティブLEDヘッドライト、ローダウンされたスポーツサスペンションが装着されるが、CO2排出量は150g/kmに高まる。
価値の推移
メルセデスやBMWと比べるとわずかながら落ちるが、どれも似たり寄ったりといったところだ。